Yahoo!プロモーション広告(YDN)は、Webサイトの右側やアプリのニュースフィードなど、ユーザーの目につく場所に広告を出稿できるディスプレイ広告の一種で、Yahoo!JAPANが提供しています。ディスプレイ広告は商品やサービスを知らない・目的が明確化していない潜在層に知ってもらったり、興味を持ってもらったりすることができます。テキストのみのリスティング広告とは異なり、画像や動画を使って視覚的にアピールすることが可能です。
◎ユーザー
女性(特に主婦層)や40代~60代、高齢者が多い傾向にあり、使用デバイスはPCユーザーが多いです。
◎広告配信先
Yahoo! JAPANやYahoo!が運営するサイトやサービスを中心に配信できます。例えば、朝日新聞デジタル、BuzzFeed、クックパッド、ダイヤモンドオンライン、FNN PRIME、goo、kurashiru、食べログ、東洋経済オンライン、読売新聞オンラインなどがあります。
◎広告費用
広告費用=クリック単価×クリック数のクリック課金型です。
◎ターゲティング方法
YDNは様々なターゲティング方法を駆使することで、幅広い潜在層の中から効率的に広告を配信することが可能です。認知度を上げたい場合はターゲティングを設定せず、広範囲に配信することもできます。
デモグラフィックターゲティング:自社のターゲットが明確な場合に、商材やサービスを利用するユーザーの年齢・性別・地域・使用デバイス・曜日時間帯などを設定する方法です。
サイトカテゴリー:広告を配信したいWebサイトに関連するカテゴリーを指定し配信する方法です。
インタレストカテゴリ―:ユーザーの行動記録に合わせて興味関心をリスト化し、カテゴライズされた特定のジャンルに興味のあるユーザーに配信できます。
サイトリターゲティング:自社サイトやLPを訪れたことがあるユーザーとその類似ユーザーに広告を配信するため、最も成約に繋がりやすいターゲティング方法です。
サーチターゲティング:Yahoo!JAPANで検索したキーワード履歴をもとに広告配信するターゲティング方法で、サイトリターゲティングに続いて成果が出やすいです。
プレイスメントターゲティング:特定のサイト(URL)を指定し、扱うサービスや商品のプロモーション戦略に合わせて広告を掲載する、もしくは掲載しないサイトを選択する方法です。
◎細かい年齢のターゲティングが設定できる
特にデモグラフィックターゲティングを行う場合、YDNでは細かく年齢をセグメントすることが可能です。年齢の項目では13~14歳、15~17歳、18~19歳、20~21歳、22~29歳、30~39歳、40~49歳、50~59歳、60~69歳、70歳以上、不明があります。特に10代〜20代は細かく年齢が設定できるため、若年層にリーチしたい場合はYDNの方が効果的に集客できる可能性があります。例えば、中高生限定で配信したい、高校卒業した未成年に配信したいなどの設定ができます。
◎PCユーザーが多い
Yahoo!JAPANの利用者はPCユーザーが多いため、対企業向けの商材などスマホからの閲覧が少ないサイトや商材ではYahoo!広告が適しています。Yahoo!JAPANの月間アクティブユーザー数はPCユーザーで2,100万となっており、多数のユーザーが利用するYahoo!JAPANの検索結果に広告が掲載されると大きな広告効果を見込めます。
◎予算を管理しやすい
1つのアカウントでリスティングとYDNの両方の運用はできないため、それぞれアカウントを作成し、予算枠もリスティング広告とは別で管理します。YDNの予算はいくら、リスティングの予算はいくら、とあらかじめ決めてそれぞれに入金するため、予算管理がしやすくなっています。YDNでは基本的には予算使用を1日で均等配分しますが、表示回数が多いときはシステムが自動で判断し、広告の表示・非表示をコントロールして予算内におさまるように調整するため、予算調整の面でも使い勝手が良いです。
◎YDN独自のターゲティング方法がある
例えば、サーチターゲティングはYDNにしかないターゲティング方法です。サーチターゲティングは、過去にユーザーが調べたキーワードを指定し、そのキーワードを検索したことがあるユーザーをターゲティングすることが可能です。リスティング広告で効果の高かったキーワードなどを登録しておくと効率が良いです。顕在層のデータを元に広告を配信するため、YDNの中でも比較的成果に繋がりやすいです。