動画広告とはテキストやバナーを使用する広告とは異なり、動画を利用した広告のことです。2010年頃Youtubeから広がり、現在では動画広告を扱う媒体や広告の種類も増えています。
動画広告の市場規模は、2023年には5,065億円になると予想されています。中でも、スマートフォン動画広告は全体の89%を占め、モバイル動画広告戦略は成功の大きな鍵ともいわれています。特にYouTubeのユーザー利用率は全世代平均で75.7%と高いです。各世代別に見ると10代は圧倒的な91.5％で、20代から50代をみても70%以上が利用していて、60代でも40.5%が利用しています。 動画広告はYouTube、Facebook、Instagram、LINE、Twitterなどで配信可能です。


◎広告の種類

インストリーム広告：YouTubeなどの動画コンテンツ内で再生される広告をインストリーム広告といいます。従来のバナー広告と比較して大きな画面で表示されるので、映像・音声・文字の表現の幅が広がり、商品やサービスの魅力をユーザーに訴求しやすいです。動画本編の冒頭、途中、末尾に再生されるため、視聴されやすい傾向があります。

インリード広告：インリード広告とは、ユーザーがウェブページをスクロールし、コンテンツとコンテンツの間に表示される動画広告のことを指します。メインのコンテンツ内に挟まれるかたちで表示・再生されるため、ユーザーの視覚に入りやすく、閲覧ハードルが低いです。また、ユーザーの興味を引きつけやすく、反応されやすいです。

インバナー広告：インバナー広告はインスディスプレイ広告とも呼ばれ、各プラットフォームのバナー広告枠に配信される動画広告です。インバナー広告の特徴は、動画サービスを利用していないユーザーにもアプローチすることができる点です。

インフィード広告：WebサイトやSNSのタイムラインに表示され、静止画と動画の両方ある広告です。


◎広告費用

CPM課金型：広告表示1,000回ごとに広告費用がかかります。再生回数に関わらず料金が発生する点には注意しましょう。

CPV課金型：再生回数1回ごとに広告費用がかかります。1回再生としてカウントされる時間は配信先ごとに異なります。10秒以上のものもあれば30秒以上のものもあるため、確認する必要があります。

CPC課金型：リスティング広告やディスプレイ広告と同じように、クリックすると広告費用が発生します。