Instagram広告とは、3大SNS(Facebook, Twitter, Instagram)であるうちの1つ、Instagram上で配信する広告のことです。
Instagramとは?
Instagramは、画像や動画を投稿してシェアすることができる、コミュニケーション型のアプリです。
2021年3月の時点での国内利用者数は、Twitterが4,500万人、Instagramが3,300万人、Facebookが2,600万人となっており、3大SNSの中でもInstagramは2位につけています。
ユーザー層は若年層が多く、10代から20代の利用率は約64%と予想通りの数字ではありますが、30代は約49%、40代は約33%と、40代であっても決して低い数字ではないことが伺えます。
また、男女比率については男性が約32%、女性が約44%と、いまだに女性ユーザーの割合が大きいことがわかります。
その人気はいまだ増加傾向にあり、2015年から2020年の5年間でその利用率は約27%も上昇しているのです。
Instagram広告の配信面
Instagram 広告には、3つの配信面があります。
◆ストーリーズ
トップ画面上部にあるリアルタイム性のある投稿が特徴の「ストーリーズ」内に表示されます。
◆フィード広告
Instagramの基本ともいえる「フィード」ですが、ユーザーが投稿した写真や動画と同じように、画面を下にスクロールすると表示されます。
◆発見タブ
フィードと見た目は変わりませんが、ユーザーが虫眼鏡マークを押して発見タブを閲覧している先に表示されます。
Instagram広告の種類
Instagram広告の主な5種類をご紹介します。それぞれの特徴を見ていきましょう。
◆写真広告
1枚の画像とテキストで作成される、最もオーソドックスな広告です。
他のユーザーの投稿と同じように静止画と説明文が表示されますが、「詳しくはこちら」のように、ユーザーのアクションを促すボタンが表示されます。
◆動画広告
動画で流す広告です。
ユーザーの目を引く事ができ、写真以上の情報を広告1つで伝えられます。
◆カルーセル広告
最大10個の複数の写真や動画で構成された広告です。
各写真・動画にそれぞれのリンクをつけることができ、複数の商品を訴求したい時に有効です。
◆ストーリーズ広告
説明文等を含まず、モバイルやタブレットにフルスクリーンで表示される広告です。ユーザーの目に自然に入り、なおかつフルスクリーンによるインパクトのある印象を与えることができます。
◆コレクション広告
Instagram上でカタログ形式で表示される広告になります。
ユーザーが画面から購入することもできる為、認知・行動の両方が可能となります。
では、最後にInstagram広告の6つのメリットを見てみましょう。
①若い女性に向けた商品のアピールに最適
先述した通り、Instagramのユーザー層は男性よりも女性が多く、さらに年齢も10代から20代が最も多くなっています。
ということは、Instagram上で若年層の女性に向けた商材の広告を配信することで、多くのターゲットユーザーにアプローチすることが可能になるというわけです。
流行にのった新商品であったり、化粧品・ファッションなどの訴求は、Instagramが最適なアピールの場となるでしょう。
②視覚的アピールができる
Instagramが「写真」「動画」の投稿で成り立っているという特徴をそのまま広告にも生かせます。ユーザーは写真や動画を見る為にInstagramを開きますので、ユーザーのニーズに合った質の高いビジュアル広告であれば、高い効果が見込めるのです。
③世界の膨大なユーザーにアプローチできる
国内Instagram利用者数は3,300万人で、その割合は約40%にも及びます。更に、世界における月間アクティブユーザー数は10億人を突破しております。
それにより、Instagram で広告を行えば、国内だけでなく海外の膨大なユーザーへの宣伝も可能になるわけです。
言語の問題があっても、Instagram では画像や動画がメインとなる為そこまで心配する必要もなく、比較的気軽に海外へのマーケティング展開が可能となります。
④詳細なターゲティングが可能
ターゲティングを細かく設定できる為、無駄がなく費用対効果の高い広告配信が可能になります。
ターゲティング内容は以下のようになります(一部)。
◇地域:国、都道府県、市区町村、郵便番号
◇年齢:13歳〜65歳以上を1歳単位で設定可能。
◇性別:すべて、男性、女性
◇言語:英語、日本語、韓国語、ドイツ語など世界各国の言語
◇属性:学歴、家族、ライフスタイルなど
◇興味・関心:スポーツ・アウトドア、家族と交友関係、食品・飲料品など
◇カスタムオーディエンス:すでに獲得している顧客ユーザーリストを用い、その中から絞ったり除外したりできる。
⑤自然な広告表示
バナー広告や、何か目的のページを開いた際に表示される広告などは、あからさまに「広告」だと感じ、ユーザーは不快感を示す傾向が高いです。
しかし、Instagram 広告はあくまでユーザーの投稿に紛れ込む形で自然に表示され(ネイティブ広告)、ユーザーの邪魔にならない為受け入れられやすく、自然と広告に目を向けてもらいやすくなります。
⑥情報収集ツールにもなる
いまやInstagramは、友達の投稿した写真や動画を見るだけに留まらず、情報収集のツールとしても使用されています。
多くのユーザーが、最新のトレンドや興味のある商品や飲食等の情報を検索したり、好きなブランドのビジネスアカウントをフォローしたりしてInstagram 上での情報収集をしています。
Instagram で情報を集めて認知した商品を購入するユーザーも少なくない上に、投稿された商品の詳細を確認しそのまま購入ができる仕組みもある為、ビジネスとの親和性が非常に高くなっています。