ユーザーの情報や過去に閲覧したウェブサイトなどの行動履歴を分析し、ユーザーの興味関心や条件に合った広告を配信することです。デバイスのブラウザごとのCookieに基づいて蓄積される情報を使ってユーザーの属性を判別し、各ユーザーに合った情報が配信されるようになっています。
◎ターゲティング広告の種類
オーディエンスターゲティング:オーディエンス=人を狙ったターゲティングです。ブラウザやアプリで識別したユーザーの情報や商品の購入履歴、Webサイトの閲覧履歴などを活用して、特定のユーザーに広告配信します。
デモグラフィックターゲティング:年齢・性別・子どもの有無・職業などのユーザー情報を利用して行うターゲティングです。
デバイスターゲティング:スマホやタブレット、PCなどのデバイスを狙うターゲティングです。ユーザーが利用しているデバイスに適した広告を配信します。例えば、スマホの場合はアプリの広告を配信し、PCの場合は企業向けの商品の広告を配信するなどです。
位置情報ターゲティング:ジオターゲティングとも言い、GPSやIPアドレスから判別できるユーザーの位置情報に基づいて、特定のエリアにいる人や行く可能性が高い人に広告を配信します。オンラインから実店舗への流入を目的として使われることが多いです。
行動ターゲティング:商品の購入履歴やWebサイトやアプリの閲覧履歴など、ユーザーの行動からターゲティングを行います。
コンテンツターゲティング:ユーザーの情報は使用せず、閲覧したWebサイトやアプリのコンテンツ内容と関連した広告を配信します。例えば、化粧品を見ていた場合はコスメサイトや美容家電の広告を配信するなどです。
★コンバージョン率を上げられる
ターゲティング広告は商品やサービスに興味関心があり、コンバージョンが期待できるユーザーを狙って広告配信できます。例えば、全く自炊をしないユーザーにネットスーパーやキッチン用品の広告を配信しても意味がありません。しかし毎日料理のレシピを検索しているユーザーは自炊をしていると考えられ、ネットスーパーやキッチン用品の広告を配信するとコンバージョンに繋がる可能性が高いです。行動履歴を元にユーザーが興味を持ちそうな商品やサービスの広告を配信することで、コンバージョン率の向上が期待できます。
★広告費用を抑えることができる
商品やサービスに全く興味を持っていないユーザーに広告を配信してもコンバージョンに繋がらず、無駄なコストがかかってしまいます。ターゲティング広告はコンバージョンに繋がりやすいのが特徴なので、CPA(1コンバージョンあたりの広告費用)を抑えることができ、広告費用の無駄遣いを防ぐことができます。
★リターゲティングもできる
ユーザーが1度商品を閲覧しても、他の商品と比較検討する場合も多く、すぐコンバージョンに繋がるとは限りません。リターゲティング広告を活用して再び広告を配信することで、商品の存在をユーザーに思い出させたり、セールなどのキャンペーンの情報を届けたりすることができるため、コンバージョンに繋がりそうなユーザーを逃さないことが可能です。