アプリやスマホ版Webサイト・検索エンジンサイトなどで表示され、iPhoneやAndroidなどのスマートフォンを対象に配信している広告全般のことです。Web広告費用のうち、スマートフォン広告費は全体の7割以上を占めており、スマホの利用時間が年々増加傾向にあることから、今後も需要が増えていくと期待されています。
◎ユーザー
10代から50代はPCよりスマートフォン利用者が多く、10代は82.2%、20代は94.8%、30代は92.5%がスマートフォンを使っています。若い世代をターゲットにした広告を配信したい場合はスマートフォン広告が適していると言えます。
◎スマートフォン広告の種類
リスティング広告:PCと同じように、Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンサイトのキーワード検索に連動して配信されるテキスト広告で、検索結果画面の上や右に表示されます。顕在層への認知拡大から販売促進が可能です。
SNS広告:Twitter・Facebook・Instagram・LINEなどのSNS上で配信される広告です。潜在層への認知拡大から顧客層へのアプローチまで、幅広い活用が可能です。
アフィリエイト広告:アフィリエイターのサイト上に広告を設置し、そのリンクからアクセスしたり商品を購入したりすると、アフィリエイターに報酬が支払われる形式の広告です。
ネイティブ広告:SNSやニュースサイトなどで、記事やフィードに混じって自然な形で表示される広告です。他の記事やユーザーの属性に応じた広告を表示するため、クリック率が比較的高いです。顕在層への販売促進に使われることが多いです。
バナー広告:webサイトやアプリ上の広告枠にバナーで表示される広告です。例えば、Yahoo!などのポータルサイトのトップページにも掲載されます。潜在層の認知度を高める目的で使うと効果的です。
動画広告:YouTubeなどの動画サイトで、画像やテキストのかわりに動画を配信する広告です。テキストや画像に比べて、圧倒的に多い情報量を短時間で伝えることができます。潜在層の認知拡大や顕在層への販売促進に効果的です。
★画面が小さく、広告が目につきやすい
スマートフォンはPCと比べて画面が小さく、画面の大半を使って広告を表示することができるため、ユーザーの目にとまりやすくなっています。そのためPC向けのWebサイトの広告媒体よりも、クリック誘導がしやすくなっています。
★ターゲットを絞ることができる
PCと異なりスマートフォンはユーザー共有で使うことが少ないため、ユーザーの行動履歴から興味関心や属性が判明し、的確にターゲットを絞ることができます。また、スマートフォン広告は種類によって様々なターゲティング方法があるため、商材や目的に応じて配信する広告のフォーマットを変えると広告の効果が高まります。
★直近の情報を配信できる
スマートフォンはPCと異なり持ち運びが容易で、家・移動中・外出先など様々な場所で利用できるため、直近の情報を配信することができます。例えばGPSの位置情報を使って、現時点でいる場所の近隣店舗の広告を配信することができます。また、スマートフォン広告はクーポンとの相性が良いです。チラシのように切り取って持参する必要もないので、クーポンを保存しておけばすぐに利用できます。このように、スマートフォンの長所を生かして効果的に広告を配信しましょう。
★Webマーケティング施策との親和性が高い
スマートフォン広告には様々な種類があり、それぞれWebマーケティング施策との親和性が高いです。例えば、SNS広告はSNS運用、リスティング広告はメルマガとの相性が抜群です。現時点で行っているWebマーケティング施策の内容から、配信する広告の種類を選ぶと相乗効果が期待できます。