LINE広告とは、元はLINE Ads Platformと呼ばれていたもので、コミュニティアプリ「LINE」を利用しているユーザーに向けて配信する広告のことを言います。
今や、LINEは日本で欠かすことのできないアプリケーションの1つとなっており、その月間アクティブユーザーは2021年3月時点で約8,600万人を超え、日本人口比率で言うと約68%にもなっています。
アクティブユーザーが多い分、リーチできるユーザーが多くなる為、広告配信との相性もよく、魅力的な広告の1つであると考えられます。
LINE広告の掲載面
LINE広告の掲載面は様々ですが、よく利用されることの多い3つをご紹介します。
①Smart Channel
Smart Channelは、トークリストの最上部に表示される枠に表示される広告であり、最もポピュラーな広告表示場所になります。
ユーザーがトーク画面を開くだけで目に入る場所なので、その分多くのユーザーに接触できます。
②タイムライン
タイムラインとは、FacebookやInstagramと同様に、自分の好きな時間に近況などの好きな事を投稿できるページとなり、ここにも広告を表示できます。
タイムラインのアクティブユーザーは、月間6,800万人以上にもなります。
③LINE NEWS
LINE NEWS とは、LINEのアプリケーション上でニュース情報等を発信しているページで、ここでも他のニュースや情報の表示と同様のスタイルで広告を表示することができます。
LINE NEWSのアクティブユーザー数は、月間7,500万人にもなります。
その他にも、
・LINEマンガ:LINE提供の電子コミックサービス
・LINE広告ネットワーク:「DELISH KITCHEN」や「ルナルナ」、「ツムツム」など、LINEと提携しているサードパーティアプリ
・LINEウォレット:LINEアプリケーション内で使用できるお財布機能
・LINEポイント:「友達追加」等の条件完了でポイントがもらえるサービス
・LINEクーポン:コンビニやレストラン等で利用できるクーポンサービス
などの各ページで広告表示が可能です。
LINE広告を行うメリットとして、以下4つが挙げられます。
①圧倒的なユーザー数
LINE広告最大のメリットと言えるのが、LINEのユーザー数が他のアプリと比べて圧倒的に多いことがあげられるでしょう。
LINE以外の代表的なSNS月間アクティブユーザー数を見てみると、
・Facebook:2,600万人
・Instagram:3,300万人
・Twitter:4,500万人
となっており、これらと比較してみると、LINEの8,600万人がいかに大きな数字かがわかります。
更に、SNSの利用者のうちLINEの利用率は約81.3%。なんと8割を超えてきている為、LINE広告の配信によって多くのユーザーへのアプローチが可能になるのです。
また、男性よりは女性の方がわずかに利用者の割合が多く、更に年齢層も10代~40代の若年層が多いことから、女性向けの商材や、若年層をターゲットにしたマーケティングを行う際に、LINE広告は非常に有力となります。
②配信メニューが豊富
先ほど述べた通り、LINE広告は「Smart Channel」や「タイムライン」、「LINE NEWS」、その他にも約5つ以上の多種多様な配信面への配信が可能です。
つまり、最小限のコミュニティの為だけに使用しているユーザーを始め、娯楽やエンターテイメント、そしてビジネスとして使用しているユーザーまで、幅広い興味関心を持つユーザーにアプローチすることができるのです。
③詳細なターゲティングが可能
市区町村を指定できる「地域セグメント」から、ゲーム・音楽・教育・美容・飲食等のインタレストカテゴリを指定できる「興味関心セグメント」、そして、子供や配偶者の有無等の詳細が設定できる「詳細設定セグメント」、他にも「年齢・性別セグメント」など、ターゲットを細かく設定する事が出来ます。
目的にあった細かいターゲティングができることにより、無駄なく費用対効果を高めることが可能になります。
④予約配信ができる
LINE広告では、期間等をあらかじめ予約して配信する事が可能になります。
この予約型のLINE広告には、以下の3種類の配信方法があります。
◎リーチ&フリークエンシー
:月に1回以上タイムラインを利用しているユーザーに広告を配信できる。
➡ユーザーと広告の接触回数が調整可能で、ユーザーの広告に対する不快感回避。
➡配信する広告の順番を設定できる。
◎ファーストビュー
:アプリを起動してから、初めてタイムラインを利用するユーザーに配信される(1日1社限定/24時間配信が可能)。
➡利用時間の異なる幅広いユーザーへのアプローチが可能
◎ブランドリフトサーベイ
:ブランディングの広告への接触の有無でユーザーを比較する。
➡ブランディングの効果を調査・把握できる。