SNSとは、Social Networking Service(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の略であり、そのSNSに掲載する広告のことをSNS広告と呼びます。
毎日頻繁に確認されるSNS上に広告を出す事によって、それぞれの媒体で商品やサービスに興味をもつユーザーにアプローチすることができます。
SNSとして知られているのは、主にFacebookやInstagram、Twitterになりますが、LINEも国内での主要SNSの1つとなります。
それぞれの媒体の月間アクティブユーザー数と月間アクティブ率は以下の通りです。
※媒体:月間アクティブユーザー数/月間アクティブ率
●Facebook:2,600万人/56.1%
●Instagram:3,300万人/84.7%
●Twitter:4,500万人/70.2%
●LINE:8,000万人/86%
SNS広告とWEB広告の違いとは?
WEB広告には主にアドネットワーク、リスティング広告の二つの広告があります。では、これらWEB広告の解説と、SNS広告との違いについて見ていきましょう。
アドネットワーク
アドネットワークとは、Webサイトやブログ等、複数の広告媒体を集めた広告配信ネットワークに広告をまとめて配信する仕組みのことです。
ターゲティング精度は少し甘く、ユーザーが検索した情報や、基本的な情報をもとにして広告が配信されます。
一方SNS広告は、ユーザーのタイムライン上に広告が表示されますが、ユーザーが興味のある情報やフォローしているアカウントなどをもとに配信を行う為、精度の高いターゲティングが可能となっています。
つまり、SNSでは無駄なく的確なユーザーにアプローチできる為、高い費用対効果が期待できるのです。逆に、WEB広告ではそこまで精度の高いターゲティングができないもののその分様々なユーザーの目に触れる為、認知度向上を期待できます。
リスティング広告
「Google広告」や「Yahoo!広告」でも知られるリスティング広告は、検索連動型広告とも呼ばれ、ユーザーの検索したキーワードをもとに広告が表示される仕組みとなっています。
情報を求めている段階のユーザーが検索したキーワードと関連性の高い広告を表示できる為、顕在層に向けた広告出稿に向いています。
一方SNS広告は、なんとなく空き時間に利用するユーザーが多いため、情報を積極的に求めようとしていない潜在層にもアプローチができるのです。
SNS広告には、大きく分けて3つのメリットがあります。
それは以下のようになります。
①精度の高いターゲティング
②認知度向上に向いている
③拡散しやすい
①精度の高いターゲティング
先ほど述べた通り、SNS広告では精度の高いターゲティングが行えます。
それぞれのSNSプラットフォームに蓄積されたユーザーのデータを利用し、年齢や性別、住まいのある地域のような基本的なプロフィールだけに留まらず、投稿内容などを基に趣味・関心などについてもターゲティングを行うことができます。
無駄のない的確なターゲティングが行えることにより、配信主がターゲットとしているユーザーにピンポイントで配信することができる為、高い費用対効果が期待できます。
②認知度向上に向いている
①で述べたように、SNS広告では精度の高いターゲティングによりターゲットユーザーにピンポイントに配信できる一方で、SNSの特徴を活かして「潜在層」にアプローチすることも可能になっています。
SNSは、なにかしらの情報を求めて利用するユーザーも多いですが、空き時間になんとなくSNS画面を眺めるユーザーも多くいます。
つまり、ターゲティングをあまり絞らずに配信をすることで、様々なユーザーにアプローチできる為認知度向上が期待でき、たまたまタイムラインに表示された広告商品に惹かれるユーザーの集客に効果的です。
③拡散しやすい
次に、SNSのもう1つの特徴である「いいね」「シェア」等の機能によって、勝手に拡散されやすいということがメリットとして挙げられます。
ユーザーは自身が気になった投稿(広告も含め)などを「いいね」したり、自身のフォロワーに「シェア」をして拡散をします。
つまり、独特で面白い広告など、ユーザーの興味を引く広告であればその広告が拡散され、より多くのユーザーに見てもらえる可能性が高まるのです。